作者未詳“ポルトガル・ギター:やさしい奏法:聴覚と楽譜で演奏を学ぶために”
(A Guitarra Portuguesa: Metodo Facil: Para aprender a tocar de ouvido e por musica. )
これは多分1920年頃の出版物。16‐17ページ。調弦、手の位置についての初歩的な案内と2‐3の練習曲。その6曲は古い調弦で書かれていて、魅力的なメロディーが表に出ています。
カルデイラ カブラル、ペドロ(Caldeira Cabral, Pedro)
1999年、“ポルトガル・ギター”(A Guitarra Portuguesa)(出版社: EdiclubeEdicao e Promocao do Livro, Lda., Rua da Industria, 4, Alfragide, 2724-517Amadora, Portugal) この本は元来、“ファドの一世紀”(Um Seculo de Fado)と呼ばれる、特別ビデオ、CDと書物のセットで販売されたうちの一部。
これは、399ページの素晴らしい本で、数十枚のギターラのカラー写真や、ギターラの起源についての広範で独創的な議論、他の楽器との関係、ファドにおけるギターラの位置、ギターラの製作者、著名なギタリスト、ギターラの構造、調弦、演奏方法、表記法、レパートリー等を扱っています。)
フェルナンデス,ロナルド ルイス(Fernandez, Ronald Louis)
1991年、“ポルトガル・ギター:現代のシターン” アメリカン・ルーシエー誌(AmericanLuthiere: Journal of the Guild of American Luthiers, Fall issue)への論文。ギターラについての議論に対して私の英語による寄稿文。
パレイラ、アントニオと大家ジョルジュ・マシャード(Parreira, Antonio and Maestro Jorge Machado)
1999年、音符(?)(Notas de Musica)出版社:Ediclube Edicao e Promocao do Livro, Lda Rua da Industria, 4, Alfragide, 2724-517 Amadora, Portugal. “ファドの一世紀”の一部。これは類のない素晴らしい本です。ファドの詩をのせて歌う楽曲を含む120のファド・メロディーのエッセンスを扱っています。これらのメロディーは、アントニオ・パレイラにより集められ、ジョルジュ・マシャードにより採譜されました。
サルガード ド カルモ,J.C.(Salgado do Carmo, J.C.)
1929年、“ポルトガル・ギターの理論と実践初級奏法(41写真付)”(Metodo ElementarTeorico e Pratico de Guitarra Portugesa(Ilustrado com fotogravuras) Fotografias de:Lazarus-Lisboa. Sassetti & Ca., Editores, 54-58 Rua do Carmo, Lisboa.
私が持っているこの教本の一冊は64ページにわたっています。一般の音楽理論をギターラに適用して始まっています。 それから、演奏技術の練習へ移行。第3部、“気楽なエチュード”(Estudo Recreativos)はギターラへの7曲 - そのうち5曲はビオラ(スパニッシュ・ギター)のために書かれた完全譜を含んでいて、2曲はギターラのソロとして提供されています。私は,“ニ短調のファド”(Fado em Re Menor)と名づけられた曲における、伝統的な音作りの展開が特に気に入っています。
シモーイス、アルマード(Simoes, Armado)
1974年、“ポルトガル・ギター、歴史的素描”(A Guitarra, Bosquejo Historico) Evora社。ギターラの名前の由来やギターラの先祖にあたる楽器をめぐる議論を扱う、一般の学術的な方法論にて始まります。次に、初期ギターラの形態の特徴について。 これに続くのは、ギターラ製作者のとても勉強になる論議です。この本の第二部では、弦やギターラの調弦法、ギターラを学ぶ教本、ギターラの音楽的展開、ファド音楽におけるギターラのやくわり、 そしてギターラの有名な演奏家について取り扱っています。
ソアレス、パウロ(Soares, Paulo)
1997年、ポルトガル・ギターの奏法:コインブラのギターラの基礎(Metodo de Guitarra Portuguesa: Bases para a Guitarra de Coimbra) 出版者: Paulo Soares, Apartado 1135,3000 Coimbra, Portugal. 154ページ。これは、ギターラへの偉大な貢献です。コインブラ・スタイルに焦点をあてています。 演奏技術や奏法について詳しい説明があり、いくつかの楽曲のとてもすばらしい楽譜がのっています。
Canto de Amor, Danca Palaciana,Cancao, Canto de Embalar, and Melodia no.2 by Carlos Paredes. Valsa by Goncalo e
Artur Paredes. Estudio 1 by Paulo Soares. O Meu Menino by Alexandre Resende.
Aguarela Portuguesa by Antonio Portugal. Balada do Mondego arranged by Artur
Paredes. Estudo em La Mairo arranged by Antonio Pinho de Brojo. Variacaoes sobre
o Mondego by Goncalo Paredes.
ビクトリア、ジョアン(Victoria, Joao)
“師なきポルトガル・ギター - ポルトガル・ギター正式奏法”(A Guitarra sem Mestre--- O Verdadeiro Methodo de Guitarra) これは4冊の小冊子からなる教本です。この初版は出版の日付がありません。 アルマンド・シモーイスが彼の著書、“ポルトガル・ギター、歴史的素描”(1974年、172ページ)で、この教本小冊子は1920年頃に書かれたものである、と述べています。 この小冊子では昔のギターラの調弦法を使用しています。それゆえ、これら全ての曲は、現代のギターラで演奏する前に、現代の調弦法に転調させなければなりません。 にもかかわらず、ギターラ研究を志す者はこれらの小さな教本を十分研究しなければなりません。
ひとまずここで本ポルトガル・ギターレッスンの最後といたします。